それはとっても危険です。
人生を左右する最初の一社。気合を入れて選びましょう。
- 人材業界での就業経験
- ありとあらゆる会社をみてきました
学生は会社をイメージで選びがち

自分もそうでしたが、学生さんの多くはイメージで会社を選びます。
中にはイメージ戦略がうますぎる会社も
会社によりますが、人事や採用活動で学生さんが会う社員はルックスや印象の良い人が絶妙に配置されています。
そしてハツラツといかにこの会社に入って充実しているか、幸せかを語ります。
ちょいちょい会社の素晴らしさを織り交ぜて来ます。
そうなると学生さんはわりとかんたんに、うっとりしてしまいます。
会社説明会は会社側がPRする場です。
100%良いところしか見せません。なのでその印象だけで決めるのは避けましょう。
私は完全にイメージだけで会社を選んでしまいました。💧
会社により、インターン生に逃げられると評価が下がることもあります。
なのでその上司は全力でインターン生を大事にします。
人材会社にいたため、とある知人に転職相談をされたことがありました。
彼女は外資人気企業のコンサルで会社のHPにも顔と名前を出し会社の素晴らしさをPRしていました。
何が言いたいかと言うと、会社には表と裏の顔があります。
実態のある数字をみましょう。
特に離職率はチェックしておきましょう。
- 会社説明会はアピールタイム・良いところしか出さない
- インターンも接待と心得、裏側も総合的にチェック
チェックしておきたい給与体系・評価プロセス
手取りでどの程度もらえるか必ず確認しておきましょう。
就職後に後悔するポイントの1つは給与です。
新卒での給与で生活できるレベルであるのはもちろんのことですが、
それ以外にもチェックすることはたくさんあります。
こちらのツイートは優秀なマルコさんのもの↓
7年間で7等級昇進するまでにやったこと
1 活躍できる会社を選ぶ
2 職務等級を調べる
3 評価プロセスとその運用実態を把握する
4 上司と昇進基準を握る
5 個人目標は3段ストレッチ
6 嫉妬マネジメント
7 サポーターを増やす
8 タレント根回し
9 常に2ポジション先を見る
10 100 Give 0 Take— マルコ👔 (@marco_biz_man) February 19, 2019
7年間で7等級昇進するまでにやったこと
1 活躍できる会社を選ぶ
2 職務等級を調べる
3 評価プロセスとその運用実態を把握する
4 上司と昇進基準を握る
5 個人目標は3段ストレッチ
6 嫉妬マネジメント
7 サポーターを増やす
8 タレント根回し
9 常に2ポジション先を見る
10 100 Give 0 Take
何が言いたいかと言うと、
給与が安い&給与が上がらない会社は入ったあとで後悔します。
業種と会社を選ばないと、
どんなにあなたが優秀であっても努力をしても、待遇・給与は上がりません。
そのことを頭に入れておきましょう。
会社によっては名ばかり管理職を増やし残業代を払わず、定額使い放題にされることもあります。
- 業種と会社・職種を注意深く選ぼう
- そこを間違えるとムダな努力におわる
以前は金融・不動産が年収が上がりやすく安定してましたが、銀行系はIT化の波にさらされそうとも言えなくなって来ました。
めちゃくちゃざっくり言うと利益を上げやすい業界・会社はもちろん給与も高いところが多いです。
レバレッジが効くIT系だと爆発的に利益を上げられる可能性があります。
外資のエネルギー会社に訪問した時、担当の方がとても良いスーツを着ていて儲かってるに違いないと勝手に思いました。😊
新卒の給与が高いけど、給与が上がりづらい会社も
上記内容と関連しますが、これはどんな会社かと言うと、
- 若い人がたくさん欲しい
- 年取ったら会社に多くの人数はいらないし、あまり大切にしない
と暗に示しています。
とある大手有名サービス会社は3年限定で若者を契約社員で雇い、退職時に100万円あげるという働き方が以前ありました。
若いって素晴らしいです。
若い時は気がつきませんが、若さの素晴らしさは下記の通り。
- 素直(指導しやすい)
- 給与安くて良い
- エネルギーがある
自分の若さを自分のために大切に使いましょう。
正社員のキモはボーナスと福利厚生・退職金
◾︎キーエンス 時給は8,000円超え
・1位のキーエンスは時給8,037円
・2位は三菱商事(7,035円)
・平均残業時間が61.5時間
・給料の半分以上が賞与
・ボーナスは年4回
・TOP30社の平均時給は5,363円
・東京都の最低賃金の約5倍(openwork調べ)https://t.co/BNh5EXfEXC pic.twitter.com/FM7l2Xe5Li
— 秋山祐太朗 / 株式会社Leretto (@YutaroAkiyama) November 9, 2019
上記のツイートからも一部分かるように、
正社員のメリットは、下記の通り。
- 無期雇用
- 昇給がある
- ボーナス
- 退職金
- 福利厚生
これがイマイチですと非正規でもさほど変わりません。
実際、年収が上がらない日本において「名ばかり正社員」が増えて来ています。
大企業であってもボーナスには雲泥の差があります。
実績・数値を確認しましょう。
ボーナスの少ない会社で働いている男性は「入る会社を間違えてしまった」と嘆いていました。
特に男性は家族がいるのにボーナスが少ないと死活問題です。
選んだ会社により数年後には、差が顕著に出ます。
退職金ゼロの会社も増えて来ています。
大手企業ほど働き方改革進み・福利厚生が充実
当たり前ですが予算が潤沢なので大企業ほど働き方改革が進み、在宅勤務の導入などが進んでいます。
IT系の会社では中小企業であっても働き方の自由度が高い例や、中小だからこそ働き方や福利厚生面で°努力をしている会社もあります。
在宅勤務が整っている会社は通勤ストレスが減ります。
福利厚生が少なくても、その分給与が高い会社もありますし、
使わない福利厚生だらけと言う会社もありました。
バランスを見極めましょう。
給与が高くても激務なことも
給与が高いとやっぱり魅力的です。
しかし私が知る限り、大手商社やメーカーなどは激務なことが多いです。
仕事を頑張ることは良いこととは思いますが、激務すぎて疲弊している社会人もたくさんいます。
- バリバリ働いて、高年収を得るのも人生
- バリバリ働いて、給与が安いと悲しい
ちゃんと選ばないと長時間労働で給与安いところにつかまる可能性も。
変化の波が早くなってきている

RPAやAIの台頭・IT化の波
以前、RPAが導入された現場に立ち合い・見学をしたのですが、
RPAが導入されると事務作業・入力などの作業は確実に激減します。
ロボティク・プロセス・オートメーションの略で、ロボットにより事務作業の自動化・効率化が出来ます。
ペッパー君みないなロボットは来ず、やることの指示を(プログラミング)出すと勝手にパソコンが作業を開始します。
私が実際にみたのはデータ入力や締め処理、経理の作業です。
それをみていた営業経理の事務の方が
と言ってました。
実際にシンプルな経理作業や入力は簡単になくなります。
AIとは異なり考えることはせず、指示に従っての作業(プログラミング通り)となります。
プログラミング後は、休憩も取らずミスもなく猛スピードで作業をしてくれます。
これに学習能力のあるAIが掛け合わさったら・・・。
なくなる職業もそれなりに出てくると肌で感じた体験でした。
RPAの導入はどんどん容易になってきています。
将来の仕事の動向を考察する本は読んでおいて損はありません。
就社が安泰ではなくなって来ている
若い人に伝えたいですが、今から大企業に入り、そして「ゼネラリスト的キャリア」を進むと、シンドいはず。
ちきりんブログでも書かれていますが、日本のゼネラリストは、驚くほどに淘汰されると思う。それとは逆に、遊ぶように生きる人が稼ぐ時代。残酷ですが、下記は必読https://t.co/uYdxjMOsCI— マナブ@バンコク (@manabubannai) January 14, 2020
上記ツイートはマナブさんがちきりんさんのブログ記事を紹介したものです。
私もこの意見に一部同感です。
社会構造の変化により、就社のみで幸せな人生を全うすることが難しくなってきています。
一度は新卒で就職しよう

新卒就職するメリットとは?
とはいえ、学生さんの中に最初から就職しないと言う人もいますが、
それはあまりオススメしません。
一斉に門戸が開かれており、さほど経験とスキルが問われないのは新卒の時期だけです。
新卒で入ると会社が一から指導してくれます。
そして給与がもらえるわけです。
海外の就職事情を知ると日本の新卒一括採用はメリットが大きいです。
新卒だから入れるメリットを存分に享受しましょう。
すでに十分に稼いでいるフリーランスなら話は別ですが。
転職市場では、
大学卒業して就職しなかった人より、新卒で会社に入って社会人経験がある人の方が人気です。
注)実績ある方は別です。
とはいえ会社&先輩社員を支えることが前提での新入りです。
それを頭に入れておきましょう。
まとめ:スキルアップ出来る場を選ぼう

少子高齢化により人手不足が続き、就職する学生さんにとっては売り手市場です。
以前は会社に入ると給与も上がり、会社も安泰で定年まで勤め上げれば人並みの生活が出来ました。
IT化の波が押し寄せ社会構造の変化が早くなり、企業の寿命も短くなって来ています。
給与も全体的に上がりづらくなってきています。
そんな中で私の考えをお伝えしました。
40代・50代の時に
- 自分の人生がつまらなかった
- 給与も安い
となると、自分の人生にガッカリします。
年齢が上がり、家族ができるとだんだん身動きが取りづらくなってきます。
なので、会社ありきではなく自分ありきで人生設計をし、武器になる稼げるスキルを身につけましょう。
そしてなにより好きなことをしましょう。
嫌いなこと・苦手なことをする仕事では幸せになりません。
嫌いな・苦手なことからの消去法でOKです。
会社を選ぶ時は、
- 好き&興味がある仕事・業界か?
- 自分のスキルアップにつながるか?
- 自分にとって利用価値があるか?
を軸に自分のために就社しましょう。
主役はあなたであって会社ではありません。
この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
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