今回は毒親に関する本を2冊読んでみた感想です。
この記事はこんな方におすすめ。
- 毒親に育てられたかも?と思ってる方
- 母と会うとなんだかしんどい方
本は毒親ジャンルでは特に有名な基本の2冊です。
本はこちら!
こちらの本の著者は日本人なので日本人向けです。
- 毒親だと気がついたきっかけ
- 毒親の定義について
- 毒親を許すことのワナ
- 本の概要
実母がプチ毒親かも?と気がついたきっかけ
古本屋に本を売りに行き待っている間に、
たまたま手に取った本が田房永子さんの母がしんどいでした。
可愛い絵とは裏腹に背筋が凍るような内容で、
と思いました。
具体的には下記のような感じです。
- 自分が絶対正しい
- 機嫌が悪いと当たり散らし、バカとか出てけとかボロクソ言われる
- 女のくせに情けない、恥ずかしいと泣かれる
- 料理に髪の毛が入っている
- 金品の要求・お返しの要求がきつい
料理に髪の毛は「毒親あるある」らしく原因はナゾです。
うちの親は月イチ程度なので、そう言う意味でもマイルドなプチ毒親だと思うのですが。💧
ちなみに私と旦那が料理をして今まで髪の毛が入ったことはないです。
結婚するまで料理に髪の毛が頻繁に入るのは普通だと思ってました。
田房さんの著書に出てくるハードな毒親に育てられた方は毎食だったそうで、
毒親の度合いと比例してるのかな?と思いました。笑
結婚してから旦那との生活や家族に対する振る舞い、出産後のやり取りで、
母はプチ毒親だったんではないかと気がついてしまいました。
- プチ毒親と気がついたきっかけは母がしんどい
を偶然読んでしまった - 結婚・出産後に色々おかしいと気がついてしまった
そもそも毒親の定義って?
ずっと毒親の定義ってなんなんだろうと思ってました。
私の中で出産後に自分の母はプチ毒親だと気がついてしまいましたが、
それまでは気分屋だけど明るくて優しいところもあるお母さんだと思ってました。
必要なものは買ってもらいましたし、ご飯も作ってもらってました。
ハード毒親にありがちな「ブラジャーや生理用品を買ってもらない」ということもありませんでした。
でもいつも母のご機嫌を気にしてることが多かったし、自分はダメな子なんだと罪悪感をずっと持ってました。
暗いのですが4歳位の時から「死にたい」とよく言ってました。💧
たまたまメンタリストDaigoさんのYoutube動画で、毒親の定義について明快な答えを出されていて腑に落ちました。
毒親とは?:ネガティブ感情で子供をコントロールする親
これって結構な数の親が該当しますよね?!
私が影響をもっとも受けている田房永子さんの著作のしんどい母から逃げる!!
親のひどさなんて、絶対に比べられないものだと思います。
しんどい母から逃げる!!
からの引用
問題は「他人と比べてどうか」ではなくて「自分がどんなにつらいのか」の方です。
他人に「あなたなんていいほうよ」とか言われても、自分がつらければ「つらい」でいいんです。
せっかく「つらい」が出てきたのに「●●さんちほどじゃないから」と押さえ込んでしまうと「納得できない」が増幅して、将来姿を変えて外に出てきます。
つらい時に、ちゃんと「つらい」と思えるようになると、ラクなのでおすすめです!
しんどい母から逃げる!!
からの引用
とあって、
「自分辛かったんだ」と初めて子供を産んだ後に気がつく事が出来ました。
度合いによらず親のことで辛かったら毒親と思ってもOK
「毒になる親〜一生苦しむ子供〜」の感想
著者はスーザン・フォワードさんで医療機関のコンサルタント、グループ・セラピストもされている方だそうです。
「毒になる親〜一生苦しむ子供〜」の内容
大体の内容ですが、
「毒になる親」とはどんな親か?
- 「神様」のような親
- 義務を果たさない親
- コントロールばかりする親
- アルコール中毒の親
- 残酷な言葉で傷つける親
- 暴力を振るう親
- 性的な行為をする親
などのそれぞれの親の特徴と子供への悪影響の事例が載っています。
さらに「毒になる親」から人生を取り戻す道から成り、
「毒になる親にならないため」にが最終章です。
毒親にならないためには子供に謝れる親になるとあるのですが、
確かにうちの親もが謝ることはほとんどなくごまかしたり茶化したりして、
それでもこちらが折れないと逆ギレするパターンが多かったです。
プチ毒親なので謝る事もあるのですがそう言う時は被害者っぽく泣いたりします。
田房永子さんのお母様も失礼な事をして永子さんが怒った時も、
「ゴニョゴニョ」してごまかしたりする感じが母に結構似てると感じました。💧
「毒になる親」のオススメポイント
私はインナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法〔改訂版〕と言う本を読んだ事があり、
この本を読んで自分はアダルトチルドレンなんだと知りました。
親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人
wikipediaより引用
だそうです。
癒しのためのワークなどもあり名著なのですが、
「毒になる親」との本の違いはすごーくザックリ言うと、
- 親もアダルトチルドレンだから仕方なかった
- だから親を許し、自分のことは自分で癒そう
そして”毒になる親”では「許す」ことの落とし穴、「怒り」と「悲しみ」を感じることの重要性、
親から精神的に独立するためにも親と対決する必要性などを説いています。
ここで注意して欲しいのが、親と対決しても親が変わる可能性は低いので親と対決する目的は、
「自分のため=親からの精神的な自立のため」です。
「許す」ことの落とし穴
人間の感情は理屈に合わないことを無条件で納得できるようにはできていない。
許さないといけないからという理由で無理やり許したことにしてしまっても、それはじぶんをだましているだけなのである。
その最も危険な点は、閉じ込められた感情がそのままになってしまうということだ。
それで怒りが本当に消えたわけではもちろんなく、心の奥に押し込まれているのである。
しかし「許した」と言っている以上、その怒りを認識することなどできるわけがない。
毒になる親 一生苦しむ子供
から引用
結婚前に親を許したつもりでしたが、産後悩んでカウンセリングに行きました。
その際、私の身体には「怒り」がすごくたまっていると言われました。
つまり頭では許したつもりでも心と身体は許してなかったんです・・・。
- 親を許すのは怒りを解消してからでないと問題は解決しない
- 毒になる親では、怒りを解消するまでに行うべきことが書いてある
なので「毒親育ちかも?」と思う方には最初に読んで欲しい本です!
母が重くてたまらない〜墓守娘の嘆き〜
著者は診療心理士で原宿カウンセリングセンターの所長さんである信田さよ子さんです。
「母が重くてたまらない」の内容
カウンセラーだけあって具体的な母娘の事例が多く、内容がめちゃくちゃ刺さります。
こちらは基本母親と娘の関係に特化している本で、事例に出てくる執拗な母の振る舞いにゾッとします。
「母が重くてたまらない」のオススメポイント
日本人のカウンセラーなので、日本人特有の事例が多く掲載されています。
母にフォーカスした内容で息子との関係性や父との関係性、
母側の考え方や母親目線でのカウンセリングの様子、父親のパターンなども載っています。
「母が重くてたまらない」でも存在感のない父親のことが書かれています。
田房永子さんのお父さまも基本母娘の関係性にほとんど介入せずだったのが共通点ですね。
うーん💦と思う箇所は、少しトピックを詰め込みすぎかなと言う印象を受けました。
何回か読むと筆者の意図が伝わり内容盛り沢山の良い本です。
私に特に刺さった内容は、
- 怒りを表現することについて
- 理解されることを断念してみる
- お断りする
です。
ハウツー本によくあるような「お互いコミュニケーションをよくとって、話し合いましょう」というアドバイスは有害でしかない。そんなことはそもそも不可能なのだ。
母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
からの引用
それぞれ心に響く箇所は違うと思うので、機会があれば手に取ってみてください!
「毒になる親」とセットで読むと良いと感じました。
- 日本特有の母娘問題にフォーカスした本
- 母側の考えや、父のタイプ別、自分の対象法など盛り沢山の本
まとめ:読むのが怖くてもプラスになる
田房永子さんの本はKindleで繰り返し読んでたのですが、田房さんがオススメしていたにも関わらず読むのが怖くてずーっと何年も読めませんでした。
読んでみて、毒親に特化した本なのでもっと早く読んでおけば良かったと思いました。
- 毒親は特殊なので普通の親を持つ人と話しても噛み合わない。知識を仕入れるためまず毒親本を読んでみる
- 毒になる親と母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
毒親育ちの方にとって最初に読む本としてオススメ - 先ずは辛かった事を自覚し、怒りと悲しみを感じてみる
- 許すのはそれから
- その後、親から自立して幸せに生きる!
なんで毒親の影響を解消する必要があるかと言うと、
これからの人生の生きやすさが全然違いますし、子育てにも悪影響だからです。
この記事はいじめられがちな人・毒親育ちの人に読んでほしい記事です。
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親の悪影響が減ってきたのは私の場合40過ぎ。
だからもし若いうちに解消出来ればそれにこしたことはないです。
自分とお子さんのために人生を生きて、楽しんで下さい。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
おしまいです。
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